[株式市場]

「東証大発会 終値741円高」(1/5) ***

年明け最初の取引となった4日の東京株式市場は急反発し、日経平均株価は終値が前年末比741円高の2万3506円だった。世界経済の成長期待や米国などの株高を好感して2万3000円台を回復して、終値で1992年1月7日以来約26年ぶりの高値をつけた。

景況感の明るさを反映して米国、中国などで年始に株価が上昇した流れに乗り、輸出企業などに買い注文が先行した。原油高に伴い商社、石油株も上げた。北朝鮮が韓国との関係改善に前向きな姿勢を示し、米国の軍事行動に対する当面の警戒感が和らいだ。午後にアジア市場が上昇すると平均株価も押し上げられ、この日の最高値で取引を終えた。

4日終値は、1989年に付けた最高値3万8915円からバブル崩壊後の最安値7054円への下落分の半分を回復した。出来高は約16億9千万株で、東証第一部全体の時価総額は690兆円を超え、過去最大を更新した(参考文献:信濃毎日新聞)。