[自動車産業]

「次世代の本命EV競演―東京モーターショー」(10/26) ***

東京モーターショーでは、各社が人工知能(AI)など先端技術を搭載した電気自動車(EV)に注力し、火花を散らした。EVは欧州や中国の排ガス規制を背景に、次世代車の本命とする見方がある。

トヨタ自動車は現在のEVに使われているリチウムイオン電池よりも長い距離を充電せずに走れ、充電時間も大幅に短縮できる全固体電池を開発していると明らかにした。2020年代前半の実用化を目指す。日産自動車は試作車「日産IMx」を初公開した。自動運転に加え、1階の充電で600キロ以上走れることを目指しており、20年以降の早い段階で実現したいという。ホンダは20年に日本でEVを発売すると表明した。三菱自動車はスポーツタイプ多目的車(SUV)のEVに力を入れる。公開した試作車は、AIが運転手の会話を理解して前照灯や空調を作動したり、最適な運転方法教えたりする機能を備えた。同社は09年に世界初の量産EVを発売しており、経験を生かせるときが来たと意気込む。

フォルクスワーゲンは、EVのマイクロバスを日本で始めて公開した。自動運転や600キロの走行可能距離が目標で、22年に販売を始める方針だ(参考文献:信濃毎日新聞)。