[自由貿易]

「3四半期連続で米主要企業増益」(5/30) ***

米主要企業の2017年1〜3月期の純利益は、前年同期比15.4%増と3四半期続けて増える見通しとなった。増益率は5年半ぶりの大きさで、米株価の最高値更新につながった。原油相場の底打ちに伴うエネルギー関連企業の業績回復が主因だ。

業種別の増益率を見ると、エネルギーが7.5倍と突出した。ニューヨークの原油先物相場は1〜3月期に1バレル=50ドル付近でおおむね推移し、一時26ドル台まで下げた前年同期から大きく持ち直したことが寄与した。IT20.6%増、金融19.9%増、素材19.3%増であり、大きく伸びた。売上高は7.3%増と3四半期連続で増えた。

好業績を受け、主要株価指数のダウ工業株30種平均は1月下旬に初めて2万ドル台の大台を突破し、3月初めには2万1000ドル超の水準に達した(参考文献:信濃毎日新聞)。