[欧州金融情勢]

「欧州中銀、金融緩和維持」(3/10) ***

欧州中央銀行(ECU)は、ユーロ圏19カ国の金融政策を決める理事会を開き、現行の金融政策を維持すると決めた。物価がECBの目標である2%弱を上回り、ドイツでは緩和策の縮小を求める声が高まっている。

ユーロ圏の2月の消費者物価指数は前年同月比で2.0%上がり、4年1ヶ月ぶりの高水準となった。原油価格の持ち直しが主因だ。

ECBは量的緩和の購入規模について、今の月800億ユーロ(約9兆6千億円)から600億ユーロに4月から減らす。民間銀行が余剰資金をECBに預ける際に手数料を課すマイナス金利は昨年3月から0.4%に設定している(参考文献:信濃毎日新聞)。