［アメリカ経済］

米主要企業の４〜６月期の純利益は前年同期比１１．４％増と４四半期連続増える見通しとなった。堅調な米国内外の景気を映した。２日のニューヨーク株式市場でダウ平均が始めて万２０００ドルの節目を超える原動力となった。

情報大手トムソン・ロイターが５００社を対象に、決算発表を終えた企業の業績と未発表企業の予想を基に推計した。

業種別の増益率を見ると、エネルギーが６．４倍となるのが目立った。米企業の好業績は依然、原油高頼みの構図が続いている。また、IT（１５．２％増）や金融（１２．８％増）という業種も大きく伸びる。

全体の売上高は４．９％増と４四半期連続で増える見込みだ。増収率より増益率が高いのは、これまでのリストラでコストが下がり、利益が出やすくなったためと見られる（参考文献：信濃毎日新聞）。