[観光事情]

「訪日客、上半期過去最多1375万人」(7/20) ***

観光庁は、今年上半期に日本を訪れた外国人旅行者は1375万7300人で、前年同期比17.4%増えたとの推計を発表した。上半期では過去最多であった。最も多かった韓国がけん引し、年間最多の約2403万9千人を記録した昨年を上回るペースだ。訪日客の消費額は上半期の累計が2兆456億円となり、初めて2兆円を突破した。

上半期の訪日客数は、韓国が42.5%増の約340万人、次に中国が約328万人、そして台湾が約229万人だった。韓国人客の増加は、格安航空会社(LCC)の増加や昨年4月の熊本地震の影響から回復したことが要因だ。

消費額は4〜6月では四半期で過去最高となる13.0%増の1兆776億円だ。韓国人客などの消費が好調だったためだ。ただ、一人当たりの消費額は6.7%減の14万9248円だった。中国人客の爆買いが沈静化する一方、LCCで日本を訪れる韓国人客の短期滞在が増えたことが一因とみられる(参考文献:信濃毎日新聞)。