[自動車産業]
「トヨタ30年に電動車50%、パナソニックと電池で提携」(12/14) ***
トヨタ自動車とパナソニックは、EVなどに使う車載用電池事業の提携で合意したと発表した。トヨタは、現在15%程度の電動車のグループ世界販売を2030年ごろ50%にする目標も明らかにした。日本の自動車、電機産業を代表する巨大企業同士が業界の垣根を越えEV開発を加速させる。
両社は業界ナンバーワンの車載電池を実現するとしており、連携して高性能な次世代電池を開発し、他の自動車メーカーへの供給も検討する。
トヨタの年間販売は1千万台程度で、17年の電動車販売見通しはHVとプラグインハイブリッド車(PHV)などで147万台にとどまっている。30年の目標の内訳は、EVと燃料電池車が計100万台、HVとPHVが計450万台で、合計550万台となる。
トヨタは、資本提携したマツダや部品大手デンソーと、EVの基盤技術を開発する新会社を9月に設立した。新たに電機メーカーも巻き込み日本連合で欧米や中国の海外勢に対抗する(参考文献:信濃毎日新聞)。