[自動車産業]
「元VW幹部不正認める」(8/6)***
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス問題で、米国の環境規制当局との窓口役を担っていた元幹部のオリバー・シュミット被告が、ミシガン州の連邦地裁でディーゼル車への違法ソフト搭載を当局に隠していたと認めた。
シュミット被告は、2015年夏、排ガス試験時にだけ浄化装置をフル稼働させて基準を満たす違法ソフトの搭載を知りながら、米当局に気づかれないように対応する方法を複数の従業員と話し合ったという。
経営幹部からは、不正行為を知られずに米当局から車の販売を続ける許可を得るように指示を受けていたことも認めた。
判決は、今年12月6日に設定された。ロイター通信によると、シュミット被告は今回、司法取引に応じたが、最大で禁錮7年と罰金40万ドルの判決が下される可能性がある。VWも連邦地裁に有罪を認め、刑事上の罰金28億ドルの支払いを命じられた(参考文献:信濃毎日新聞)。