[国際金融情勢]

「米追加利上げ見送り、来月引き上げの見方も」(5/5)***

アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は、連邦公開市場委員会(FOMC)で、追加利上げの見送りを決めた。

米経済は軟調さが目立つものの、FOMC終了後に公表された声明は、米経済の減速は一時的と分析した。市場では、FRBが次回の6月の会合では利上げに踏み切るのと見方が多い。

主要政策金利のフェデラル・ファンド(FF)レートの誘導目標を0.75〜1.00%に据え置いた。

トランプ政権が掲げる景気刺激策は、実現に向けた具体的な道筋が不透明な状態が続いている。最近の雇用や物価などの指標には軟調さも目立つことから、利上げはいったん見送り、状況を見極めることにしたと見られる。そして、FOMCは、減速する中でも、雇用は引き締まった状況が続いているとの見方を示し、個人消費を支える経済の基調は底固いと判断した(参考文献:信濃毎日新聞)。