[自動車産業]
(1)トヨタとマツダ提携発表(5/14) ***
トヨタ自動車とマツダは、環境技術、安全分野を中心に包括提携することで基本合意した。包括提携では、トヨタが燃料電池車の技術、マツダがガソリン・ディーゼル車向け低燃費エンジン技術「スカイアクティブ」などを相互に提供することを検討する。自動ブレーキなど最先端の安全システムの開発でも力をあわせる見通しだ。将来的には乗用車の共同開発も視野に入れ、環境対応車の品揃えを増やす。ただ、資本提携の可能性については、現時点で否定的である。
両者が持つ環境や安全技術をそれぞれ活用し、ライバルの欧米勢に対抗する。世界各国で排ガスなど環境規制が厳しくなり、安全意識が高まる中で、開発負担が重い環境や安全技術を中心にメーカー同士で補完を狙う動きが加速しそうだ(参考文献:信濃毎日新聞)。