[国際貿易政策]
(1)事務レベル徹夜調整、新薬で激しく対立(8/1)**
ハワイで開かれている環太平洋連携協定(TPP)の閣僚会合は、3日目の協議を終え、難航する新薬データの保護期間などの問題で米国とオーストラリアが激しく対立するなど各国の意見の隔たりを埋められなかった。参加12カ国は事務レベルで徹夜の話し合いを続け、31日の最終日の閣僚会議で大筋合意を目指す。
30日の閣僚会合では知的財産分野を協議した。最も難航している新薬データの保護期間は、意見の隔たりが大きく、事務レベルでの調整を続けた。
日本はコメ輸入や自動車部品関税などで米国と詰めの作業を続けているほか、ニュージーランドから迫られている乳製品の拡大に苦慮している(参考文献:信濃毎日新聞)。