[企業部門]

(1)ウィンドウズ8発売(10/26) **

マイクロソフトは、新パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」の販売を、日本を含め全世界で26日午前0時解禁した。パソコンに加えタブレット型多機能端末にも本格対応し、スマートフォンやタブレットで優位に立つグーグルやアップルのOSに対抗する。

先代のOSウィンドウズ7から機能やデザインを大幅に刷新し、8を搭載したパソコンの主力機種ではタブレット端末の様に画面のタッチでも操作できるのが特徴だ。店頭の参考価格は、税別で5800円だ。

各メーカーは、新OSを搭載したパソコンを26日から順次発売した。日本市場では、13社から250機種以上が発売されると説明した。

ウィンドウズは、パソコン向けでは依然、9割程度のシェアを誇るが、スマホ、タブレットではグーグルのOSアンドロイドやアップルのiOSが席巻している(参考文献:信濃毎日新聞)。


[国内金融情情勢]

(1)大手3行、純利益合計1兆円下回る見通し(10/27) ***

大手銀行3グループ(三菱UFJ、みずほ、三井住友)の12年9月中間連結決算の純利益が計8千億円規模となる見通しであることが分かった。前年同期は、計1兆2600億円だった。中間期で3グループの純利益が計1兆円を下回るのは、09年以来3年ぶりだ。

国債運用が好調だったが株価の低迷で、保有株式の損失が膨らんだ。企業の資金需要が乏しい中で、本業の融資で利益を向上させるのは難しく、今後も厳しい経営環境が続くものとみられる。

欧州債務問題や世界経済の減速懸念を背景に、国内の長期金利は低い状態が続いている。そのため国債価格は上昇し、各行とも国債売買益が好調だったとみられる。企業倒産が減ったため、不良債権処理費用は低水準にとどまる見通しだ(参考文献:信濃毎日新聞)。